マサイの戦士

さらばエチオピア、二度と来るか!

と思いながら、パスポートに出国のスタンプをもらう

ワーイ!ケニア  エジプトで会った友達Kちゃんと一緒に入国

ところが、エチオピア&ケニア国境のモヤレからケニア北部の町イシオロまで500kmあり

バス等の交通手段はないのです・・・

しかも、旅行人アフリカの情報によれば、砂漠のゲリラ強盗が出没するとの事・・・

巨大なトラック(ダンプ級)の中から、客数が少ない運ちゃんに

イシオロまで乗せてもらうよう交渉
トラックイメージ


水(ペットボトル)を2本、果物等の食料を急いで買い乗り込む

トラックの荷台には、大量のトウモロコシ袋が積み込まれ、その上に乗り寝転がって乗ります

一応、幌は付いているので、日差しは大丈夫みたい!?

トラックは、十数台が隊列を組み、それぞれのトラックには、

銃を携帯した兵士を1人ずつ乗せて(対ゲリラ)出発〜


ブーロ、Kちゃん、イギリスの旅行者カップル、ケニア地元の人5人を

乗せたトラックは、最後尾を進みます

30分ほど順調に進んでいたのですが、突然 「バーン!」

なんだ!

ゲリラ襲撃か!?

とビックリ

トラックは停止

原因はパンク

修理が終るまで、荷台でひたすら寝る

1時間ほどして、やっと出発

他のトラック達はどこ行っちゃったの?

10分走って、また「バーン!」

本格的に修理するそうで、本格的に寝る〜

Kちゃんは、近くに水場があるという情報を得て探索に行く

30分程してKちゃんが、戻ってきたので

ブーロ「どうやった?何かあった?」

Kちゃん「沼があって、すごい巨大なサルみたいな雪男みたいなのが居た!」

ブーロ「・・・・・」

Kちゃん「住人が追い払っていた」

ブーロ「どんぐらい大きかったん?」

Kちゃん「水を飲むのに屈んだ状態で、僕の身長より大きかった。あんなの見た事ない!」

ちなみにKちゃんの身長は185cm。という事は2m以上の巨大なサル!?

ブーロ「嘘!ゴリラとかテナガザルとかちゃうん?」

Kちゃん「絶対違う。」との事

見に行こう!と思ったら、パンク修理が終ってしまい出発

さて、なんでしょう???


2時間ほど走って、またパンク

10時間もあれば到着する予定(アフリカに予定という言葉は存在しないのかも)だったのに

夜になってもたどり着けず、砂漠の真ん中、トラックの上で野宿〜

マラリアの蚊が怖い!

水もも〜ない!

いつ着くねん!

そういえば、いつの間にか兵士は居なくなってるし!

翌朝、いきなりの出発でイギリスの男性が乗り遅れ(トラックから降りて寝ていた)

慌てて砂漠を走って追いかけ、転倒

皆でトラックを叩いてドライバーに知らせ、500m程走ってやっと停車

ブーロ「良い運動したね〜 走るのは体に良いんだよ!」と言うと

イギリスの男性「ああー。はぁーはぁーはぁー。でも頭に悪〜い!」

お疲れさ〜ん


トラックは又パンクしながら進み、僕たちは砂埃と戦いながらひたすら寝る

トラックの上イメージ


途中でマサイ族の3人が、槍を持ってトラックに乗り込んできました(ヒッチハイク)

ビーズのアクセサリーを付け、と〜ってもお洒落

マサイ族の一人が僕の腕時計を気に入ったようで、

「いくらなんだ? この槍と交換しないか?」と交渉してきます(通訳ケニア人)

悩みましたが、槍かっこいいけど、旅行中に持ち歩くのが問題なので

槍で突かれないよう、丁重にお断りしました


出発から50時間後

やっと目的地に到着

髪、顔、鼻の穴、全身マックロ砂だらけ!

「到着したら、この汚さを一緒に写真に撮ろう!」とKちゃんと言っていたのですが、忘れてしまうほど程疲れてました

500km、50時間トラックの上、パンク5回

耐えてアフリカを感じました

1泊2ドルの宿が天国(シーツきれい&電気点く&ぬるま湯が出る&虫居ない)

シャワーを浴びた後の、パパイヤジュースがめちゃくちゃ美味しかった〜


教訓  幸せは、不幸難題を経験した後にやってくる



     

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