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ビザ取り

「アフリカの東海岸を縦断するのなんて、女子大生でもできるよ、楽勝!」という話を聞いて、

トルコよりエジプトに入り、アフリカ縦断の旅をすることにしました。

ホテルサファリ&スルタン(雑居宿)では楽しい仲間と毎日騒いで過ごし、

そこで知り合った、南アフリカからエジプトまで北上してきた旅行者に聞くと、

「アフリカで行くべき所は、エチオピア、マダガスカル、ナミビアだね」とのこと。

「よし、それならまずはエチオピアに行こう!

そう決めたのですが、エジプトとスーダン間の国境は閉鎖されており、空路でしか行けないらしい。

しかし、航空券は高い。

数日かけて調べてみると、エジプトからサウジアラビア経由でエリトリア(当時一番新しい独立国)に

不定期便の船(巡礼船)で行けるらしい。

その船のチケットを買うには、サウジアラビアのトランジットビザが必要で、

それを取得するにはエリトリアのビザが必要なのです。

つまり、風が吹けば桶屋が儲かるんです!

そこで、まずはエリトリア大使館に行って、エリトリアのビザを申請しようとすると、

無愛想なお姉さんが「今は大使が旅行中だから、ダメ」と、そっけない返事。

その時たまたま大使館にエリトリアビザを受け取りに来ていた日本人女子大生が居たので、

どうやってビザを取ったのかを尋ねてみると、エジプト〜エリトリア間の往復航空券と日本大使館の推薦状を

提出したら取得できたと教えてくれました。

そこで翌日、今度は日本大使館を訪れると

「大使は旅行中でいない。日本人はエリトリアのビザ必要ないし、推薦状なんて要らない」と。

くそっ! エジプト中の駐在大使はバカンスなのか?

そう思いながらも、ビザが必要な事情を説明して頭を下げ、何とか推薦状の申請を受け付けてもらうことに成功しました。

次は片っ端から旅行会社をまわり、船に乗れなかったときのために航空券について調べました。

そして、キャンセル可能(要手数料)な高い正規料金のチケット(エジプト〜エリトリア往復)を購入。

その翌日は大使旅行中の日本大使館を再度訪れ、無事に推薦状を受け取り、それを持ってさらに

これまた大使旅行中のエリトリア大使館へ出向き、推薦状と昨日購入した航空券を見せて、

「ちゃんと必要書類を用意しました。ビザ下さい、PLEASE!」とお願いしました。

すると、相変わらず無愛想なお姉さん、

「航空券、日本大使館の推薦状なんて関係ない」

「なんでやねん! 友達は、これでビザ貰えたぞ!」

「彼女には特別にビザをあげたのです」

「え?!」

そうなのです。

女子大生でも楽勝!

ではなく、

女子大生しか行けなかったのですorz

「じゃあ、どうしたらビザ取れるんや(ボケ)!」と尋ねると、

「中国にある在中国エリトリア大使館の推薦状が必要です」と冷たい返事。

「何で中国やねん! 俺は日本人や!」

「日本にはエリトリア大使館がないので、中国のエリトリア大使館が担当しているんです」

「……」

FAXを送って推薦状を待ちなさい」

「……」

中国にFAX送ったところで、おもいっきり待たされて、おー、やっと返事が来たー!と思ったら

……「没有」 ちゃうんか???

おそらく推薦状などもらえないだろうと思いながらも、友達に推薦状希望の丁重な英文を教えてもらって、

郵便局から在中国エリトリア大使館へ国際FAX(高い!)を送り、その翌々日、諦め気分でエリトリア大使館へ。

「すいませーん。また来ました。中国からの推薦状、どうせ来てないですよね?」

「来てるわよ。パスポートを預けて下さい。明日ビザをお渡しします。」

えええっ! 嘘! 中国のエリトリア大使館、やるやん! 

感動しながらパスポートを預け、すぐに不要となった航空券をキャンセルしに行きました。

さらにその翌日、ビザを受け取りに大使館へ出向くと、門番のおっちゃんも顔を覚えて初日は厳しかった

ボディーチェックもなくフリーパスで中へ。

待ち時間に教わったエリトリア語(ティグリニャ語!?)で、「ありがとう」と言うと、

無愛想だったお姉さんが初めてにっこりしてくれました。

さて、これで終わりではなく、次はサウジアラビア大使館です。男ばかり、たっくさんの人が居ます。

WINSの馬券売り場の行列のような感じで並んで順番を待ち、窓口でエリトリアビザを見せて、

「こんにちは。エリトリアに行くので、サウジアラビアのトランジットビザが必要なのです」と言うと、

威張ったおっさんが

「旅行代理店(船のチケット販売)の申請書類(アラビア文字で記入)が必要だ!」と書類を渡して、

「次!」

おーい、こんだけ並んで、次! ですか orz

不定期の船の次の出航が間近に迫っていて時間が無く、行列の後でどうしようか困っていると、

「どうしたの?」と声をかけてくれた人がいました。

事情を説明すると、

「僕は船の旅行代理店で働いてるから、記入してあげるよ」

怪しい…… 都合の良すぎる怪しさ……

しかし時間はないし、第一大使館で変な事はできないのではないかと思いなおし、好意(?)に甘えて

書類をアラビア文字で書いてもらい、それを添えて別の窓口に出しました。

すると先ほどの威張ったおっさんが飛んで来て、

「嘘つきめ! どうやって旅行代理店に行ったんだ! 日本人は嘘をつくな!」

嘘ばっか〜り!?のエジプト人に

「嘘をつくな!」

と言われたのがショックで、悔しさのあまり涙が出ました。

が、先ほど書類を記入してくれた旅行代理店のムハンマドがアラビア語で

「こいつはロケットで行って来た!」と言うと、威張ったおっさんは大笑い。

その後、身分証明書などを見せて説明すると、ようやくビザを申請することができました。

そしてムハンマドの旅行代理店でチケットの予約をしました。

翌日、サウジアラビアのトランジットビザを取り、船のチケットを買って港の町まで移動、

ムハンマドにお礼をするために一緒に食事をしました。

そして翌日、とうとう出航〜

風邪をひきながらのビザ取りの日々だったので、お経を貰った三蔵法師の気分でした。

紅海航海後悔するお話は、いつかまたの機会に。

追伸 エジプトの人は、親切で明るくフレンドリーな人が多いです。
当時は、泥棒のような警察&怪しい人が多いイメージでしたが、とても面白い所です。

注意
1ヶ月以内の観光目的エジプトビザ(ツーリスト・ビザ)は、カイロ空港の空港で到着時取得できます。
ここで書いているのは、エジプトでのエリトリアビザ、およびサウジアラビアビザ取得についてです。

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