警官に監禁される 首都ブエノスアイレス郊外の駅で降り、泊まる宿を探していると、突然 「ドキュメント(身分証明書)!」と男が叫びました。 彼は自分は警官だと言うのです 偽警官や詐欺師かもしれないと注意しながら、国際学生証を提示しました。 男は納得せず、さらに「パサポルテ(パスポート)」と言ってきます。 パスポートはお腹に巻いていたので、無視して歩いていこうとすると、ピストルを突きつけてきました。 そして交番に連れ込まれたので、本物の警官だったとホッしたのが間違いでした。 要求通りパスポートを提示したというのに、 荷物をぶちまけられ、 素っ裸にされ、
ロウソクでも垂らされるのか! と思っていたら、 南米を旅行する前にアフリカを旅していた為、体中をノミに刺されていたのですが、 その痕を見つけた名探偵は、注射器を打つ真似をしながら、 「ははーぁん。シャブやな!」みたいな事を言っています。 さらにマラリア予防の飲薬クロロキン錠剤が粉々になったのを見つけ、鼻ですすって 「コカインだ!」と断定。 ブエノスアイレスの日本大使館で書いてもらった、チリへの行き方を英語で書いてもらったメモ 「CONNECTION TO CHILE」が見つかり、 「チリのコネクションと取引するのか?」みたいな事を言ってます。 当日着ていた、タイで買った「THAI」と大きく書かれたTシャツを指し、 「お前はタイからやってきたんだな!」 暇つぶしに持っていたブリティッシュ航空の時刻表は、これで世界中を飛び回っていると判断されました。 で、名探偵の推理は、 「タイ出身でチリのコネクションに麻薬を運ぶ運び屋だ!」 ということになったらしい。 ここまで物的証拠が出てきたら、怒りや不安、恐怖よりも何だか笑えてきました 3時間ほど素っ裸のまま手錠をかけられ トイレに監禁され その間に現金を抜かれ 監禁中トイレで小便していたら音が気になったのか後ろから覘かれ 釈放するために100ドルを要求され そしてようやく釈放されました。 走って交番から離れ、 「すいません。近くに安い宿ないですか?」
と訊いたら、 |
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