ホテルヨーロッパの恐怖1
地下墓地に3万人以上の人々が眠るサンフランシスコ教会の前に、ホテルヨーロッパは存在します
歩くとギイギイ鳴る階段、廊下を歩き、緑色の鉄扉を開けて一泊5ドルの部屋に入る
窓のない3畳ほどの部屋、古びたベットの上には寝にくそうなマット、小さな机、椅子、暗い電球
共同の水シャワー(夜間お湯が出ない)を浴びて寝りにつく
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深夜
すごく嫌な存在、恐怖を感じる
体が動かない
金縛りだ!
目を開く事もできない
体の上に何か影を感じる
手を動かそうとするが動かない
耳元で音がする
絶対に何かが居る
声を出す事もできない
何とかしなければと歯を食いしばり、手を強く握り、恐怖と戦いながら、必死の思いで目を開ける
ネズミが耳元にいた
「わあああああああああ」
ネズミは、床穴へ逃げ、真夜中のホテルに叫び声がこだました
ドラえもぉーん
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