戦争の痕

広島
小学校の修学旅行で、6年生の学習を兼ね広島平和記念資料館を見学する。

ずいぶん昔、子供の時の経験なので、大人になってからの感じ方とは違うと思う。

旅行前に、写真、資料、体験談、はだしのゲン等で事前学習していた事もあり、

想像していたより展示物、写真で強いショックを受ける事はなかった。

原爆はひどい、核兵器廃絶!のアピールを感じた。

でもなぜ見学直後に平和公園でしゃもじ弁当食べるんだろう?

昼食後に見学で良いと思うのだが・・・


ラオス
田舎ののんびりした村をゆっくり歩いていた時、

「おい!こら!止まれ!」と日本語で叫ばれる。

日本軍はなーんにも無いラオスに何しに来たんだろう?

麻薬?


ベトナム
ベトナム戦争当時のベトコントンネル クチトンネル。

中は臭く、埃っぽく、展示物等は、ベトナム軍はアメリカに勝った英雄。

アメリカは悪い、というアピールを感じた。

トンネルの中で生活はする物ではない。


ポーランド
アウシュビッツ

9月末で、とても寒いポーランド。

門から入ると決して帰る事のできない、終着駅のレールの跡。

最悪の駅、寒さもありものすごく、寂しさ、悲しさを感じる。

展示館に入り、あまりの寒さにあったかいコーヒーを飲もうと思い、

カップコーヒーの自動販売機に寒さで震える手でコインを数枚入れ、

ボタンを押す。

「ジャーーーーーーーーーー」

カップが出てくる事はなく、コーヒーは流れていった。

「アウシュビッツ!」恐怖に手がさらに震えた。

どこかの国の偉いさんが来るとかで、

午前中だけの見学の為、見学時間も短く、

説明を受ける事もできなかったが、とても強く寂しい感覚を覚えた。

過去の間違った事実というアピールを感じる。


中国
南京大虐殺記念館

早足でぐるっと見て回って、思っていたよりショッキングな展示物はないなあと

もう一度ゆっくり見て回る。

当時の日本の新聞(ついに千人切りを達成した、等人を殺す事を良い仕事の様に図解入りで書いてある)

に強いショックを受け、狂った社会に今までにない恐怖を覚える。

展示の最後に、「前事不忘后事之師」「以史為鏡開創未来」の文字がある。

戦争は悪い、間違っているというアピールを感じる。

記念館を出て、30万人が殺されたという碑を振り返って見ていると、

中国の若いカップルに、「碑をバックに写真を撮って下さい」とカメラを渡される。

複雑な気分で、シャッターを押したが、「謝謝!」と明るいカップルの笑顔が残る。


正しい戦争、正義の戦争なんてないと思う。

戦後復興、処理、募金、もしもの戦争の準備に大金を使い、考える事よりも、

交流、違いを尊重するべきだと思う。

え!理想論言ったってしかたない。現実に対策を考えてみろって?

まあ人間なんて、バカな生き物だろうから難しいかもしれないが。

うーん・・・・・

子供とオカマだけの世界にする。 



     

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