旅人と母ちゃん

むか〜し むかし

まだ海外を旅行する日本人が少ない時代に

アジアからヨーロッパまで貧乏旅行する若い男子学生がおったーそうじゃ〜

旅人は、安い宿、安い食事、安い移動方法と、できるだけ出費を抑えていたが

トルコに着いた時には、所持金はほとんど無くなってしまったそうじゃ〜


旅人は悩んだ末

これからの旅費、帰りの航空券代を送金してもらえるように

実家へ電話することにしたそうじゃ〜


高い国際電話　できるだけ短い時間で伝えなければならない


旅人「母ちゃん！オレオレ」


母ちゃん「あんた！元気にしてるの？」


旅人「お金が足らへんねんけど、すぐ送金してや！」


母ちゃん「もう！　あんた今どこにおるの？」


旅人「トルコ」


母ちゃん「あんた！　なんでそんな所におるんや！」(｀_´メ)
　 　　 「外国旅行する言うてたんちゃうの！」
　 　　 「どこのトルコに居るの！お父さんにお金持たせて、すぐタクシーで行かすから
　　　　もー恥ずかしい」