発車場のクソ力

*注意 お食事中の方、きちゃない話が苦手な方は読まないで下さいm(_ _)m

昔々〜

人々が穏やかでフレンドリー、食べ物も美味しくて、のんび〜りした雰囲気のアフリカのマラウイ

マラウイ湖に近い町でのお話です

マラウイで特にお気に入りだったのが、

レストラン、カフェ、お店など、どこにでもある「木こりの絵」と、道端で売っている茹落花生です


「木こりの絵」

湖畔にある一本の大木に、木こりが登っている様子が描かれているのですが、

木の下にはライオンが居て、木こりを追い木に登りかけライオン

木の上の枝からは、大蛇が舌をペロペロさせながら木こりを目指し、へび

木こりが居る枝の真下の湖には、巨大なワニが大きな口を開けて待っていますワニ

慌てて落としたのか、ライオンのそばには、武器となるはずの斧が置かれていて、

しかも

木こりは、この木を切ろうとしていたようで、地面に近い木の幹は半分切れ目があって、

大木はぐらついているという、絶体絶命!と思わせる絵なんです



赤茶色の未舗装の道では、よく茹でた落花生が売っていました

こんな暑いのに茹でて道端に放置で、腐ったり傷んだりしないのかな?と思っていたのですが、

2〜3個貰って食べてみたら、柔らかくて、甘栗と枝豆をあわせたような美味しさ!

バターPなんかより、ずっ〜と美味しいのです!


茹で落花生を買って、食べながら散策

カフェでお茶を飲みながら、落花生をポリポリ食べ、「木こりの絵」を見ては考えてました


うーん もしこの状況だったら・・・

上のヘビをなんとか池に落とせないかな〜

そうしたら、ワニがヘビを食べにいくだろうから、ワニとヘビが池で戦っている間に池に飛び降りるか・・・

うーん 木が倒れそうだったら、いっその事倒れるように体重をかけて、

木が倒れたら、ライオンは驚いて一瞬逃げるだろうから、その隙に斧を拾って・・・

落花生ポリポリ食べながら、ない事を考えるという贅沢な時間!?です


落花生に嵌って、ちょっと味が変かもと思ったものも食べてしまいました


で やっぱり下痢Pに・・・

特にお腹が痛いとかは無かったので、普通に散策していると、なーんか違和感が・・・

あれ???

足に水が垂れていくような感じがします・・・

雨? 降ってないし・・・

どこかの水でも足にかかったのかな?

太腿の裏を見ると、少し濡れています

短パンの中から垂れたようだけど・・・


嘘〜!叫び

ダッシュで宿に戻り、シャワーを浴びて洗濯しました(短パンにサンダルだったので助かりました)


長期海外旅行された方は、水や食べ物に慣れなかったり、高山病などで、腹痛、下痢の経験も多いと思いかとます

オナラをするつもりが、実も・・・

なんて方も、き〜っと沢山居るに違いありません!


この時は、痛みも、お腹の張りも無く、オラナをしたわけでもなかったのですが、

ツーと水が垂れたのです

自覚症状の無い、気付いたら漏れていたという恐ろしい下痢です



ひどい下痢(細菌性)の場合、食べ物(飲み物もジュースなど)は食べない方が良いと耳にした事があったので、

茹落花生だけでなく、食べ物を食べずに、水はしっかり飲んで胃腸薬も飲んで、

次の日はバスで移動するつもりだったので、早く休みました



翌日、お腹に痛みは無く、これならバス移動も大丈夫そうだ〜
(詳しく憶えていませんが、1日〜数日に1本だけの数少ないバスだったと思います)

トイレで搾り出し、シャワーを浴びてから宿を出て、バスが発車するという役場風の建物の前まで歩いて移動

もちろん括約筋はギンギンに引き締めて歩きます


10時出発と聞いていたのですが、時間になってもバスは来ません

2〜3人バスに乗ると言う人が来たのでちょっと安心


30分経ってもバスは来ません

ちょっとお腹が気になります・・・

45分経ってもバスは来ません

ちょっと便意・・・


どうしよう?(考えろ、考えるんだブーロ!)

宿に戻れば確実だけど、3ブロックあるし・・・

その間にバスが来たら嫌だし・・・

バス待っている人に「この近くにトイレはありますか?」と尋ねました

「(役場風の)この建物の人に訊いてみなさい」

ブーロ「すいません。もしバスが来たら少し待ってもらえるように運転手さんに言ってもらえますか」

と頼んで、役場風の建物に入りました


警官でしょうか、警備の人でしょうか、銃を持った人も居ます

ブーロ「すいません。トイレは、ありますか?」

奥にあると言うので、中庭のような場所に入って、

別の人にトイレを尋ねると、そこの黒い鉄のドアだと言います

「ほっ」としました

ドアノブを回すと開きません・・・

「ほっ」と油断した為、陣痛がかなり来ています・・・

通りがかりの銃を携行している人に

ブーロ「すいません。トイレが開かないのですが?」

通りがかりの人「そんなこと無い。どれ。ガチャガチャ。あ、鍵が閉まっているね。じゃあ」

「じゃあ」じゃない!

ブーロ「すいません。トイレの鍵はどこにあるのですか?」お腹をを押さえるジェスチャーをしながら

通りがかりの人「わかった。鍵を借りてきてあげよう」

ブーロ「ありがとうございます」


さてここで皆様、
排泄欲は何よりも勝る欲求であり我慢できない物であるという常識は、ご存知ですね!?
そして、人の行動(行動力)は欲の大きさに左右されると思うのです


10分経って、

通りがかりの人「工事で今日はトイレ使用できないんだって。じゃあ」

「じゃあ」じゃない!


「誰が持っとんねん!!!俺が言いに行く!
早鍵渡せオラッ〜!
俺は今すぐトイレに行きたいんだ〜!!!」


英語と日本語で叫び、掴みかかる勢いでした

この時の行動力、僕の人生の中でも最大級にアクティブ化、怖い者無しに、モンスタークレーマーも驚くほどだったと思います

もう破水間近・・・

通りがかりの人「わかった。わかった。ここで待ってろ。持ってきてやる。」


バスなんてどうでも良くなりました
でも、もう宿まで絶対歩けません

10分後

通りがかりの人が笑顔で戻ってきました

なんとか間に合いました

ブーロ「ありがとうございます」

通りがかりの人「じゃあ。鍵は入り口の人に渡しておいて。」と渡してくれました



金属の輪に鍵が7〜8個付いている物を!!!


1個鍵穴に入れ回し違う、次の1個試して違う・・・

全部試しても開かない・・・

一番すんなり入った鍵を入れて、押したり引いたりして、開き難い鍵をやっと開けました

これでやっと天国に行ける「ほっ」


ドアを開けて中を見ると

奥は行き止まりの通路のようになっていて、右手にもうひとつドアがあり鍵が閉まってます・・・


爆発しました・・・

あーズボンを垂れていく〜

あったかい何かが〜

心が折れました


鍵を使って(中のドアはすぐ開いた)中に入り、

靴、ジーパン、パンツを脱ぎ捨て、荷物は背負ったまま個室へ



誰も来ないトイレなので、水で洗い流し、生乾きの短パンに着替え

ジーパン、靴下、靴は、簡単に洗ってビニール袋へ入れ、海外で入手困難な貴重なトランクスはゴミ箱へ


トイレの鍵を閉め、鍵とチップを渡して、

何事も無かったように(短パン&サンダルに変身しているのですが)発車場に戻ると

まだバスは来てませんでした



     

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